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新潟米マンスリーレポート

新潟米の販売状況を調査したレポートが新潟県農林水産部から出されています。新潟一般コシヒカリに限り見てみると、予想通り新型コロナウイルスの影響等を受けて厳しい販売状況が見て取れます。4月末までの販売進捗率は平成30年産で67%に対し、令和元年産は58%、令和2年産は48%と大きく低迷しています。それに伴い相対取引価格も前年比750円程下落し、民間在庫数量も平成30年産比で4万4千トンも増加しています。これは生産者にとっても集荷業者にとっても大変深刻な事態です。米販売業者は手持在庫を減らす為、スーパー量販店の新潟県産コシヒカリの販売価格は通常精米2,200円/5kg位の価格帯が1880~1980円程度まで下落しています。

全農新潟はそれらの事態に対応するためか、新潟県産コシヒカリの供給を絞り、価格下落に歯止めをかける政策に転換しました。6月末時点の稲の生育は順調に推移しています。美味しいお米が多くとれて、皆がパッピーになれる事を願いたいです。