折衷直播
弊社では、(株)やまがらの圃場で、「折衷直播栽培」の試験栽培を行っています。詳しくは省略しますが、育苗・代掻き・種籾コーテング・田植えを省略できる画期的な栽培方法です。二番耕起後に入水し、動力散布機で生の種籾を約2kg/反そのまま散布します。発芽率は、ほぼ100%でした。最初は移植栽培と比較して見る影もない状態でしたが、7月に入り画像の通りになってきました。1粒の種籾(わたぼうし)の生命力を感じさせる栽培法で、規模拡大を目指す(株)やまがらには省力で低コストな栽培方法です。
初年度としては幾つかの問題点もありましたが、いずれも解決可能です。除草剤の進歩で雑草の発生もほとんど無いのも魅力です。今後の稲作の可能性を大きく変える可能性のある栽培技術だと思います。出来秋の結果が楽しみです。
種もみの散布むらもありましたが、1本の苗から30本以上にも分けつして、扇方に開帳し、隙間を塞いできています。茎も太いです。